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東京都の特定不妊治療費(先進医療)の助成制度

公開:2023.06.05

基礎知識

2022年4月より、不妊治療に対して保険適用が始まったことについては既にご存知の方が多いかと思います。

保険適用により「人工授精」や「体外受精」などで、患者さまの自己負担が3割となり、一方で先進医療に関しては保険適用外となり全額自己負担となっています。

※先進医療:受精卵が順調に成長しているかを評価する「タイムラプス」や、子宮内の細菌等を調べる「子宮内フローラ」、SEET法、子宮内細菌叢検査(EMMA / ALICE)など。

東京都の不妊治療の独自助成制度を発表

  • 助成額
    2023年4月より「先進医療」について15万円を上限に、費用の7割を助成可能となりました。
  • 対象者
    法律上の夫婦か事実婚の夫婦で、いずれかが都内在住、治療開始時の妻の年齢が43歳未満となっています。
  • 助成回数
    39歳までの夫婦は6回まで、40~42歳の場合は3回まで助成が受けられ、保険適用と併用することが可能となります。また、助成回数は1子ごとにリセットされます。
  • 対象期間
    助成の対象開始時期は、2022年4月以降の治療から受けられ、申請は2023年1月から開始されています。

 

今回は東京都の助成制度のみを紹介しましたが、今後他県でも同様の助成制度の拡がりが期待されます。ご利用できる方に関しましては、この制度を最大限活用して頂ければと思います。